日本でお正月の風物詩としておなじみの、年賀状。
年賀状は海外の友人や家族にも、送ることができます。
この記事では年賀状の出し方から、年賀状の値段・マナー・住所の書き方まで解説していきますよ!
目次
プラス7円で海外へも年賀状が送れる!
海外に年賀状を送る場合、年賀はがきに追加する金額はたったの7円。
追加料金はどの国に送る場合も、同じです。
切手は、日本国内で使っている普通切手を使いますよ。
通常年賀はがきで住所を書く面に、7円分の切手を貼りましょう。
ポストカードを使う場合は、航空便70円分か船便60円分の切手を貼ります。
海外への宛名の書き方
海外へ年賀状を出す場合、宛名はもちろん送り先の言語やルールで記載することになります。
年賀状のようなはがき・ポストカードを海外発送する場合の宛名について、表記方法や注意点を説明しますね。
ポストカードの宛名面表記方法を解説!
はがき・ポストカードの宛名面は、横向きにして記載します。年賀はがきの場合も、横にして記載してくださいね。
住所は、英語・フランス語・現地の言語のいずれかで記載します。
日本で手紙を出す時と同様で左上に発送先住所を、右下に発送元住所を書きます。
右上に切手を貼り、空いたスペースに「POST CARD」と「AIR MAIL」の両方を記載しましょう。
英語で住所を書く際の注意点
海外に郵便物を発送する際、住所を英語で書けば基本的にどこの国でも届きます。
どの言語で記載するか迷ったら、英語で記載すると良いでしょう。
英語で住所を書く際に注意するのが、番地や地名などの順番です。
日本とは逆で、部屋番号→建物名→番地→区名→町名→市名→県名→郵便番号→国名となります。
郵便番号と番地・建物名を入力すれば、自動で住所を英語変換してくれる「JuDress」というサイトもあります。
サイトを利用すれば、簡単に英語で住所を記載できますよ!
海外へはがきを送る際の注意点
年賀状以外にも、暑中見舞いや残暑見舞いなどはがきで季節の挨拶をする機会はありますよね。
はがきのサイズや到着までの期間など、海外へはがきを送る際の全般的な注意点を紹介します。
はがきのサイズ
海外へ送る際のはがきサイズは、
- 長辺 が14〜23.5cm
- 短辺が 9〜12cm
- 長辺が短辺の1.4倍以上
という条件があります。
国内で使われる通常はがき(官製はがき)や年賀はがきのサイズは長辺 14.8cm・短辺10cmなので、送ることができますよ。
郵便局では専用の国際郵便はがき(航空便用)の販売もあるので、そちらを購入するのも良いでしょう。
いつまでに出すのがよいか?
日本国内と違い、海外では元旦に年賀状を届ける習慣がありません。
そのため元旦に届けたいなら、各国の配送日数を確認して差し出す必要があります。
海外への郵便物到着期間が、およそ3~8日程度。
この時期は郵便が混み合うので、元旦から10日前後を目安に出すと良いでしょう。
暑中見舞い(7/7~8/7頃)や残暑見舞い(8/8~9/7頃)なども同様です。期間内に届くよう、日程を確認して送りましょう。
各国配達日数(航空便)の目安は以下の図で紹介しているので、こちらも確認してみてくださいね。
速く送りたい!速達はあるの?
現在、国際郵便の速達は廃止されています。
そのため海外にはがきを送る際、速達を使うことはできません。
はがきの発送がぎりぎりになって困らないように、余裕を持って出すようにしましょう。
海外へ年賀状を送る際のマナー
海外に年賀状を送る際、その国独自のマナーがあります。
気をつけたいマナーについて、アジアと欧米に分けて解説していきますね。
アジア編
アジアでは日本でいうお正月よりも、旧正月を祝うところが多いです。
ですから日本の正月時期よりも、送り先の国でお祝いする時期に合わせて年賀状を送ると良いでしょう。
旧正月は大体1月20日頃〜2月上旬。毎年日付が少し変わるので、注意しておいてください。
デザインにも、国に合わせた配慮があるとスマートです。
韓国は干支や韓国の伝統的なデザイン、中国は赤色や金色で装飾されたものや切り絵などが好まれますよ。
送り先の国の宗教にも、注意が必要です。
宗教がわからない場合は、干支や神様のモチーフが描かれたものを避けましょう。
欧米編
欧米でキリスト教の国では、クリスマスカードで新年の挨拶をする習慣があります。
年賀状も良いですが、クリマスカードで年始の挨拶をするのもおすすめですよ。
ただしキリスト教以外のところにクリスマスカードを送るのは失礼にあたるので、注意しましょう。
相手の宗教がわからない場合は、ホリデーカードという形式でグリーティングカードを送る方法もありますよ。
クリスマスカードやホリデーカードは、11月下旬〜12月下旬頃に送るのが一般的。
早くついたカードも飾って楽しむという習慣があるので、時期に余裕を持って届けると喜ばれそうですね。
年賀状の挨拶文・文例を紹介
送り先の言語で挨拶が書けたら、素敵ですよね。
「外国語の挨拶って、何を書いたらいいの?」と思う方も多いでしょう。
各言語で使われている挨拶文の例を、それぞれ表にまとめました。
英語の場合は?
日本語 | 訳例 |
あけましておめでとうございます。 | A Happy New Year. |
楽しいクリスマスを、そして良いお年を。 | Have a Very Merry Christmas and a Happy New Year. |
20●●年もあなたにとってご健勝で、幸多き年となりますようお祈り申し上げます。 | I hope this card finds you well, and that you have a fantastic 20●●. |
ホリデーシーズンが素晴らしいものとなりますように。 新年のご多幸もお祈り申し上げます。 |
Please accept my warmest wishes for a wonderful holiday season and for every happiness in the coming New Year. |
20●●年も、よろしくお願いいたします。 | I hope you will have a fabulous 20●●. |
ドイツ語の場合は?
日本語 | 訳例 |
あけましておめでとうございます。 | Frohes neues Jahr.(もしくはGuten Rutsch.) |
楽しいクリスマスを、そして良いお年を。 | Frohe Weihnachten und ein glückliches neues Jahr. |
心から新年のご挨拶を申し上げます。 | Herzliche Grüße zum Jahreswechsel! |
フランス語の場合は?
日本語 | 訳例 |
あけましておめでとうございます。 | Bonne année. |
楽しいクリスマスを、そして良いお年を。 | Joyeux noël et bonne année. |
良い年になりますように。 | Je te souhaite une bonne année. |
中国語の場合は?
日本語 | 訳例 |
あけましておめでとうございます。 | 新年快乐。 |
あなたと家族の皆さんに、新年のご挨拶いたします。 | 祝您新年阖家欢乐。 |
20●●年も、よろしくお願いいたします。 | 20●●年也请您多多关照! |
まとめ
海外へのエアメールや年賀状の発送方法の基本についてご紹介いたしました。
日本とは違う文化の国が多いため、出し方を知らないと意外と困ったことになってしまったりします。
この記事を読んで、海外へ年賀状やエアメールを送ってみてくださいね。