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2023/08/02

各国の関税のかかる金額と安く抑えるコツをご紹介

各国の関税がかかる金額

荷物を海外に発送すると、受け取りの際に関税の支払いを求められることがあります。
各国でいくら関税がかかるか気になりますよね?

 

また関税のことをよく知っておかないと、必要以上に高い金額を払わされることもあるんです…
この記事では、関税の基礎知識や安く抑えるためのコツをご紹介していきますよ!

そもそも関税とは

各国の関税がかかる金額

そもそも関税とは、輸入品に課せられる税金のことです。
輸入する人(荷物の受取人)に、支払いの義務があります。

インボイスに記載された商品の価格や重量などに対し、課税されるようになっていますよ。
関税を徴収するのは各国の税関で、税率は国の法律や国同士の条約などによって定められています。

個人間でする贈り物の場合、かからないことが多いです。
ただし高価なものや酒・タバコなど特定の品目は、個人でも関税がかかる場合があるので要注意。

 

関税の種類

各国の関税がかかる金額

関税の種類には大きく、国定税率と協定税率があります。

国定税率とは、その国独自に決められている税率のこと。
輸入品全体にかけられる基本税率や、「タバコ◯%、チョコレート◯%…」など品目ごとに決まる暫定税率などがあります。

協定税率とは、国同士の条約によって定められた税率のことです。
WTO(世界貿易機関)や国同士の経済連携協定(FTAやEPAなど)によって、決められています。

 

それぞれの国の関税で掛かる金額

各国の関税がかかる金額

それぞれの国の関税でかかる金額は、その国の税関によって変わります。
さらに社会情勢やその国の経済情勢によって変化するため、明確にいくらと記載することはできません。

また、税関のチェック状況にもよるので、同じ荷物でもかかる場合とかからない場合があります。
ただ国によっては免税範囲があり、送料などを含む荷物の総額が一定金額以内なら関税を支払わなくて良い場合があります。

例えば中国なら1,000元以内、タイなら1,000バーツ以内が免税範囲になります。

各国の免税範囲は

などを参考にしてみてください。

すべての国ではありませんが、個別に詳しく記載されていますよ。
各国大使館や税関などが公式HPで情報を公開している場合もあるので、そちらも確認してみてくださいね。

 

関税を安くする方法

各国の関税がかかる金額

関税を安く抑える方法は、いくつかあります。

それぞれご紹介します。

中古品として発送する

発送品を中古品にすることで関税を安く抑えることができます。中古品は新品よりも商品価格が下がるので、関税が安くなります。

新品を送りたい場合はタグを切って袋から出すなどし、中古品扱いにすることで中古品扱いになります。インボイス記載の際には、商品名の後ろに(used)表記を付けることで、より関税がかかりにくくなります。

各国の免税範囲に抑える

関税をできるだけ抑えるのであれば、その国の免税範囲を必ず確認するようにしましょう。

また、高価なものを詰め込みすぎないことも重要です。もし、免税範囲を超えそうな場合は、小分けで発送するなど工夫しましょう。

個人使用目的であることを強調する

関税を抑える上で、「個人使用目的」だと明確にすることも重要です。

そのためには、インボイスの商品名の後ろに下記のような表記を記載するようにしましょう。

・personal use
・non commercial
・gift

販売目的を疑われるので、同じ商品を1回で大量に送らないようにするのもポイントです。

 

関税(通関)の手続きの流れ

各国の関税がかかる金額

関税の支払いが発生した場合、大抵は郵便局から書類や電話で通知があります。
届いた通知の指示に従って荷物を保管している郵便局に行き、関税を支払うのです。

ただし、関税の支払い方法や期限などの細かい部分は国によって異なる場合もあります。
現地の郵便局に問い合わせてみましょう。

通関手続きをしないまま保管期間を過ぎてしまうと、荷物が発送元に返送されたり処分されたりしますよ!

御用聞きJAPAN

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終わりに

関税について、基本的な内容から安くするためのコツまでご紹介していきました。

海外に荷物を送る際、参考にしてみてくださいね。

※この記事は荷物を海外発送する際不当に高い関税を払わないためのものであって、脱税等の犯罪行為を推奨するものではありません。

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